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【幸せについて】幸せは自己中でいい

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「生きているということ いま生きているということ」

小学校の国語の授業で谷川俊太郎の『生きる』を学んだ記憶がある。

 

最近はエッセイに興味があって、今回で3作目。(下記記事参照)

谷川俊太郎の『幸せについて』を購入。

幸せについて考えた今の気持ちを綴る。

幸せは内側に

幸せは自分の内から湧き出てくるもの。

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外側にあるのは、幸せの理由。

お金、友達、地位、広大な自然、可愛いペット…。

幸せになる理由は身近にたくさんあるけれど、“幸せ”そのものはひとりひとりのカラダとココロに湧く感情の一種でしかない。

自分の外に幸せを見出すでなく、自分の内から湧き出る感情を信じるしかない。

幸せは自己中

幸せは自己中。

幸せになる条件は分かち合えても、幸せそのものは分かち合えない。

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幸せ自体は自分ひとりのものだから、他人と比べることはできない。

また、自分が幸せなだけで他人を傷つけることもある。

幸せは自己中だから、「自分が幸せかどうか」だけに焦点を当てる。

幸せの色

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幸せの色がピンク一色だとしたら、不幸せはもっといろんな色が混ざったもの。

幸せを描く映画で不幸せな描写がされるのは、幸せだけだと単調になるから。

ピンク一色だと単調だから、不幸せに含まれる他の色を混ぜる。

逆に私たちが生きる世の中では、不幸せに含まれる余分な色を一色ずつ丁寧に排除していくこと。

そのいちばん芯の部分に鮮やかなピンクが隠れているのかもしれない。

詳細

『幸せについて / 谷川俊太郎

初版第1刷:2018年12月15日

初版第8刷:2023年01月01日

発行所:株式会社ナナロク社

定価:¥1,100

購入:BOOKOFF(¥825)

ボリューム:P.107(約30分)